朝礼などで1分間スピーチなどが順番に回ってくることってありますよね。
そんなときにこんな悩みがありませんか?
- いったい何を話せばいいかわからない
- 人が話を聞いてくれない
- エピソードの文例が知りたい
そこでこの記事では、「挨拶の大切さ」を伝える1分間スピーチのコツと文例を2つ紹介します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
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「挨拶の大切さ」のスピーチをうまくやるコツ
スピーチをうまくやるコツは3つあります。
- 堂々と話す
- エピソードを交える
- オチが予想できないような話をする
ひとつずつ解説します。
コツ① 堂々と話す
スピーチは堂々と話すことが一番重要です。
なぜなら人は視覚情報に最も大きな影響を受けるからです。
あなたはメラビアンの法則をご存知でしょうか?
メラビアンの法則とは、人と人とのコミュニケーションを図るとき、以下の割合で影響を受けるという心理学上の法則です。
メラビアンの法則
- 視覚情報(姿勢やみだしなみなど):55%
- 聴覚情報(声の大きさや滑舌など):38%
- 言語情報(言葉そのもの):7%
わかりやすく言えば、「何を言うか」は人に与える印象にたったの7%しか影響しないということです。
つまり、以下のことに注意すれば良いスピーチだと思われやすいでしょう。
- 堂々とした姿勢で、
- 大きな声で
- ややゆっくりと、間を取りながら
相手からどう見られるか?を意識するとよいですね。
コツ② エピソードを交える
エピソードを交えることも大事です。
なぜなら人は、人の話を聞いているときの体感時間は3倍にもなると言われているからです。
もし仮にあなたが10分話すと、相手は30分に感じてしまいます。
相手を退屈させずに話すためにはエピソードを交えるのが効果的です。
では、人が惹きつけられるのは何でしょうか?
そう、エピソードやストーリーです。
面白いエピソードを語って伝えるようにすることは良いスピーチに必要な条件です。
コツ③ 結末が予想できない話をする
エピソードを語るのは重要です。
ただ、結末が簡単に予想できる話では少し弱いかもしれません。
できれば「え?何の話だろう?」と思わせるようなエピソードを選ぶのがオススメ。
言い換えれば、『一見関係なさそうに見えるエピソード』を選ぶとよいということですね。
こちらに関してはあとで詳しくお話します。
とはいえ注意点が1つだけあります。
それはエピソードは短めにまとめること。
長すぎるのは「これ何の話なの?」と飽きさせる原因になるからです。
エピソードはできるだけ簡潔に、かつ結末が予想できないようなものを選ぶとよいでしょう。
「挨拶の大切さ」のスピーチの文例2つ
ここまでの内容を踏まえて、挨拶の大切さを伝えるスピーチを考えてみましょう。
コツ③ 一見関係なさそうなネタを選ぶ
ポイントは、「一見関係なさそうに見えるネタ」を選ぶことでした。
これはどういうことなのかをまず解説します。
良くない例
『私はかつて挨拶をしたときに…』と語り始める”挨拶に関するエピソード”を使う
この話、聞く側だったらどうでしょうか?
「あ、挨拶の話をするのか」と予測されてしまいます。
できるだけ、遠いところのエピソードを使って、「挨拶の大切さ」を伝えるようにしましょう。
このとき結論はやや強引でも構いません。
なぜなら、メラビアンの法則から
聞き手は「あなたの立ち居振る舞いと、声の大きさや話すスピード」が良ければ、スピーチも良かったと感じるからです。
ちなみにスピーチのネタはコチラを参考にしました。
スピーチ文例①
あるとき、世界各国の人が乗った豪華客船が沈没の危機に瀕しました。
救命ボートが足りず、船員たちはお客様のうち泳げる人は海に飛び込んでくださいとお願いしました。
海に飛び込ませるために、ドイツ人のお客様にはこう言ったそうです。
「泳げる人は飛び込むのがルールです。」
イタリア人には海を指さしてこう言ったそうです。
「あっちで美女が泳いでいましたよ。」
フランス人にはこう言いました。
「決して海には飛び込まないでください。」
アメリカ人に対してはこう言いました。
「海に飛び込めばあなたは英雄です。」
最後に日本人に対しては耳元でこうささやいたそうです。
「みなさんもう飛び込んでおられますよ。」
〜間を取る〜
この話が各国の民族性を的確に表しているかは定かではありません。
が、私は少なくとも日本人はこのような民族だと感じています。
さて、挨拶というのは、なかなかその大切さを人に伝えるのは難しいものです。
もしみんなが挨拶を元気にしていとしたらどう感じますか?
自分一人だけ挨拶をしないのはちょっとバツが悪いですよね。
まずはあなたがあなたの隣の人としっかり挨拶をする習慣を作ってみるようにしましょう。
そのうち、他の人も「やっぱ挨拶はちゃんとしなきゃいけないよな…」という気持ちになってくるかもしれません。
これはエスニックジョークという民族性を皮肉ったジョークをもとにしました。
後半はやや無理やり「挨拶の大切さ」に持っていきました。
ポイントは、ドイツ人やフランス人の民族性を知らなくても問題ないということ。
なんとなくイタリア人やアメリカ人の民族性は多くの人が分かりますよね。
だから「へぇドイツ人やフランス人ってそんな感じなのね」くらいで聞いてもらえます。
さらにオチを追加するなら、挨拶についての話を終えたあとに、
ちなみに韓国人の客に対してはどう言うと思いますか?
「日本人はもう飛び込んだみたいですよ。」
と付け加えてもいいでしょう。
スピーチ文例②
あるところに一人の物乞いがおりました。
空き瓶を拾ってお金に替えたり、教会の炊き出しを頂いたりしてなんとかその日暮らしを続けています。
ある日のこと。
道を歩いていた彼は1枚のコインが道端に落ちているのを見つけます。
金額にしたらパンを1つ買うのにも程遠い小さな額。
それなのに彼は拾ったそのコインをあることに使って、幸せな気分になったそうです。
さて、彼はいったいどんなことにそのコインを使ったと思いますか?
〜間を取る〜
なんと彼、拾ったコインを恵まれない子どもたちを支援する慈善団体の募金箱に入れたのです。
いつもは自分が人から施しを受けているのに、今日は反対に人様に施しをした。
そう考えるだけで、とても幸せな気分になることができたのだそうです。
〜間を取る〜
私は挨拶とは募金に似ていると思っています。
した方は嬉しいし、された方も嬉しい。
しかもするのはそんなに難しいことではない。
ほんのちょっとの心がけでできることなのです。
だけどそのほんのちょっとの心がけでした方もされた方も幸せな気分になれる。
あなたも誰かに心の募金をしてみませんか?
こちらもおよそ1分半程度です。
『いったいどんなことにコインを使ったと思いますか?』と質問を投げかけて、考えさせています。
人は質問をされると自然と答えを探してしまうものなので、聞き手の注意をひきつけやすいです。
最後は挨拶を募金に例えています。
このエピソードでは、物乞いが募金をして幸せな気分になったことしか出ていません。
しかし挨拶を募金に例えることで、「挨拶=幸せな気分」にすり替えています。
まとめ:「挨拶の大切さ」のスピーチのコツと2つの文例
最後にもう一度、挨拶の大切さについてのスピーチのコツを振り返りましょう。
- 堂々と話す(メラビアンの法則を意識しよう)
- エピソードを交える
- オチが予想できないような話をする
正直、ここさえ抑えておけば、どんなスピーチでも失敗しないと思います。
スピーチ文例①とスピーチ文例②は私がスピーチをするならどうやるかという例です。
このまま使っても構いませんし、この記事で紹介したポイントをもとにご自身で作ってもいいでしょう。
この記事内で紹介したスピーチ文例は以下の書籍で紹介されているものに、私が「挨拶の大切さ」についての意見を添えたものです。
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私は第62章の「高田純次さんのエピソード」がめちゃくちゃ好きです。