名言

「挨拶の大切さ」偉人・有名人の名言集16選〜松下幸之助ほか

「挨拶の大切さ」についての名言を
古今東西から集めてみました。


スピーチや作文の参考にしてみてください。

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「挨拶の大切さ」偉人・有名人の名言①〜松下幸之助


まずは、経営の神様と呼ばれる
Panasonic創業者の松下幸之助さんの
「道をひらく」から引用します。


個人的な話ですが、私の最も尊敬する人物が
松下幸之助さんですので、少し長いですが、
挨拶の大切さに関する一節を
まるまる引用します。

松下幸之助「道をひらく」から挨拶の大切さを語った一節

【あいさつをかわす】

爽やかな朝の空気を胸いっぱいに我が家の前の道を掃除する。

勤めの早い近所の人が向こうからやってくる。

「おはようございます」「おはようございます」

何気なく取り交わすこの朝のあいさつは、毎日の習慣のようになんでもないことのように思えたりするのだが、私たちはもう少しあいさつの大切さを考えてみたい。

「ゆうべは寒かったですね」というお互いにいたわり合う気持ちから出たこのあいさつで、あるいは「毎度お世話になっております」というこの感謝の気持ちから出たあいさつで、お互いの要件に入る。仕事がスムーズに動き出す。

誰が考え出したのでもない私たちの遠い祖先から伝わってきたこのあいさつというものは、いわばお互いの毎日のくらしの潤滑油とでもいった、尊いはたらきを果たしているのである。

『「お寒うございます」と言ったところで暖かくなるわけではなし』

というのは落語の中の話だけにしたいものである。

挨拶にもいろいろとあろうが、要は私たちはもっとあいさつというものを大切にしたい。

明るく朗らかにあいさつを交わし合うことを心がけたいものである。

松下幸之助 「道をひらく」より
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要約

松下幸之助氏のこの言葉は私が最も
好きな文章であることから、
全文を引用しました。


最も大事な部分を強いて抜粋すると
以下の部分となるでしょうか。

誰が考え出したのでもない私たちの遠い祖先から伝わってきたこのあいさつというものは、いわばお互いの毎日のくらしの潤滑油とでもいった、尊いはたらきを果たしているのである。

松下幸之助 「道をひらく」より

挨拶というのは、誰もができる
誰もがやっているものです。


ですが、挨拶のお互いをいたわる気持ちが
お互いの毎日のくらしをよくしてくれると
ハッキリ明言されているのはすばらしい。


ちなみに「道をひらく」はその一節が
令和5年の東京大学学部入学式
祝辞で引用されて話題にもなりました。


『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言②〜竹田和平

『ありがとう』というのはタダなのにみんなを幸せにしてしまうでよ。すごい言葉よねぇ。

竹田和平さんは、タマゴボーロで有名な
竹田製菓の創業者であり、日本一の
大投資家とも呼ばれる人物です。


この言葉は竹田和平が弟子の本田晃一さんと
うどん屋に行った時の言葉だそうです。


和平さんはうどんを食べ終わると、
やってきた店員さんに
「おいしかったよありがとうね」と伝え、
立ち上がると、厨房に向かって、
「いやーおいしかったよありがとうね」
と伝えたそうです。


すると、和平さんが帰る時にお店の人が
厨房の中の人も全員がお店の前まで出てきて
お見送りをしたそうです。


その状況を見た本田晃一さんが

『ありがとうをたくさん言う和平さんは
700円のお店で3万円のレストランのような
おもてなしを受けてしまうんですね』


と言ったのに対して和平さんが返した
言葉だったそうです。


なぜこのようなことが起こったのでしょう?


この前のやり取りに秘密がありそうです。


和平さんはうどんと一緒におにぎりを
注文しましたが、売り切れだったのです。


そのときに、和平さんは、店員さんに
『そりゃ、おめでとさん』
と言ったのだそう。


いったい、どういう意味でしょうか?


ここに竹田和平という人物の
素晴らしさがあります。


詳しくは、ひすいこたろう著の
ものの見方検定』に書かれていますので、
興味のある方は手にとってみてください。



ちなみに「ものの見方検定」も
松下幸之助の「道をひらく」も、
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『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言③〜デール・カーネギー

人に好感を持たれたければ、誰に対しても挨拶をすることだ。挨拶ほど簡単でたやすいコミュニケーション方法はない。

『人を動かす』でおなじみの
デール・カーネギーの言葉だそうです。


デール・カーネギーの言葉は本当に
基本的なことばかり。


なのにそれができている人は非常に少ない。


『人を動かす』ことができる人が少ない
ということの現れでもあります。

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『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言④〜鈴木健二

「挨拶とは何か、それは『心を開いて相手に迫る』ということです」

鈴木健二さんは元NHKのアナウンサーです。


この言葉は『挨拶』という漢字の
成り立ちを説明した言葉です。


挨拶とはもともと禅から産まれた
一挨一拶という言葉がもとになってます。

『挨拶』というのはもともと仏教にルーツのある言葉で禅僧の間で師匠が弟子と押し問答をしてその者の修行や悟りの深さを試す『一挨一拶(いちあいいっさつ)』という言葉からきたものであります。『挨』も『拶』も『おす、せまる』という意味がありお互い心の様を押し合い、推し量ることを指します。

曹洞宗石川県宗務所のコラムより


禅宗は、鎌倉時代に日本にやってきたと
いわれていますが、武士との結びつきが
とても強いものです。


宋から帰った栄西が臨済宗を開き、
同じく宋から帰った道元が曹洞宗
をそれぞれ開きました。


禅の教えは自らの鍛錬によって
心を鍛えるという教えのため、
新興の武士勢力の風土に合っていたのか、
武士と禅の結び付きが生まれたそうです。


出会った途端に相手の修行の深浅を試す
というやり方はなんとなく武士っぽい。


私が思うに、「一挨一拶」は
実はもともと「一合一殺」だった
のではないかと気がしています。

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑤〜渡邉美樹

「挨拶からすべてが始まる。大きな声で挨拶すると、相手の『心の扉』が開く。だから、世界が広がり、幸せに満ち溢れる」

渡邉美樹さんはワタミの創業者で現在は
参議院議員として活躍されています。


渡邉美樹さんも「挨拶で心が開く」という
話をされています。


しかしここで開くのが「相手の心」だと
言われていることに注目です。


確かに相手の心を開くこともあります。
しかし必ずそうだと期待すると危険です。


なぜなら自分の行為で相手がどう動くかは
自分が決められることではないから。


挨拶は「自分の心を開く」意識で
やった方がいいかもしれません。

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑥〜澤田秀雄

「暗い人でも日ごろから大きな声で挨拶をし、前向きな言葉を使うようにしていれば、次第に考え方が楽観的になって、性格も明るくなります。実際、私はそうやって変わった人を何人も見てきました」

澤田秀雄さんは旅行代理店のH.I.S.の
創業者であり、かつてはソフトバンクの
孫正義会長とともにベンチャー三銃士と
呼ばれたこともある人です。


九州地方の人には、18年連続赤字だった
ハウステンボスの社長に就任して
たった半年で黒字化したことでも有名です。


そんな澤田秀雄さんが伝えるのは、
『大きな声で挨拶をすれば、楽観的になり
性格も明るくなる』ということ。


確かに小さい声で挨拶をしている人で
楽観的な人はいませんね。


普段の自分の意識や行動が自分をつくる
ということを端的に表しています。

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑦〜野村克也

「挨拶は、人間らしく生きるための基本の心である。親に挨拶の心がないと、それは必ず子供にも表れる」


野村克也さんは数々の記録を持つ
元プロ野球選手で監督だった人物。


親は子どもに挨拶の大切さを
教えようとするものですが、実は子どもに
挨拶の大切さは教える必要はありません


なぜなら子どもは親の姿を見て育つから。


子どもに挨拶の大切さを伝えたいのであれば
まずは自分がしっかり挨拶をすることです。

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑧〜橋下徹

「勉強もスポーツも大事だが、何より大事なのは挨拶。挨拶さえしていれば何とかなる」

橋下徹さんは、元弁護士で
大阪府知事や大阪市長を歴任したことで
知られています。


高校時代はラグビー部で、
高校日本代表候補にも選ばれています。


そんな勉強もスポーツもできる橋下徹氏が
それ以上に大事だと言うのが「挨拶」です。


中学生くらいのうちに挨拶をする習慣は
つけておけるといい
ですね。

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑨〜奥脇洋子

「マナーのある人が先に挨拶する」

奥脇洋子さんはマナー講師として
活躍する人物のようです。


個人的には「マナー講師」に対して
あまり良い印象がないため…。


マナーのある人が先に挨拶する…かなぁ?

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑩〜伊達政宗

此の世に客に來たと思へば何の苦もなし。
朝夕の食事うまからずともほめて食ふべし。
元來客の身なれば好嫌は申されまじ。
今日の行をおくり、子孫兄弟によく挨拶をして、娑婆の御暇申すがよし。


現代語訳
(自分は、この世に来た客と考えれば辛いこともない。
食べ物がまずくても褒めて食え。客なんだから好き嫌いを言うな。
過ぎ行く一日を大切にし、身内の者たちに感謝の挨拶をして、この世に別れを告げるのがよい。)


こちらは『貞山公遺訓』の一部です。


私は『貞山公遺訓』というのは
初めて聞いたんですが、より馴染みのある
言い方をすれば、伊達政宗公が
亡くなる時に遺した言葉のようです。


自分のことをこの世に来た客人と考え、
家族に対して感謝の挨拶をしながら、
一日一日を大切にする。


現代的な言い方をすると、
『マインドフルネス』ですね。


もちろん当時は『マインドフルネス』という
言葉はありませんが、それと同じ考え方を
していたというのは驚きです。

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑪〜マザー・テレサ

優しく話しかけなさい。顔に、目に、笑顔に、暖かい挨拶に、親切心を込めなさい。いつも明るい笑顔をたたえなさい。気配りをするだけでなく、心をこめて接するのです。

マザー・テレサはカトリック教会の修道女で
現在は聖人として認定されている人物です。


生涯を貧困や病に苦しむ人々の救済に
ささげたことでも知られています。


人々に優しさをふりまき全ての人に温かく
接したマザー・テレサらしい言葉です。

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑫〜山本五十六

今どきの若者は全くしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、道で会っても挨拶もしない、いったい日本はどうなるのだ、などと言われたものだ。その若者が、こうして年を取ったまでだ。だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。

山本五十六は大日本帝國海軍の軍人です。


第二次世界大戦で活躍したとされています。


日本の皇族・華族以外で国葬を受けた
最初の人物です。


そんな山本五十六も、「最近の若者は…」
的な言葉を遺している…のかと思いきや、
実際には「若者の可能性」を語っています。


ちなみにこの他にも

やってみせ

言って聞かせて

させてみて

褒めてやらねば

人は動かじ

という言葉もあります。


こちらは直接的には挨拶の大切さを
伝える言葉ではありません。


しかし、むしろこちらの方が
挨拶の大切さを伝えるのに
適している気がします。

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑬〜マルクス・トゥッリウス・キケロ

一見取るに足らぬ当たり前のようなこと、挨拶されること、探し求められること、道を譲られること、起立してもらうこと、公の場に送り迎えされること、相談をうけること、こういったことこそ尊敬の証となるのだ。

マルクス・トゥッリウス・キケロは
古代ローマの哲学者です。


ユリウス・カエサルと同年代の人物です。


キケロが遺している言葉は、
「きちんと挨拶されるような人間になれ」
ということです。


誰からもしっかり挨拶されるような人が
立派なのだということでしょう。

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑭〜安岡正篤

人間の本当の正しさは、ちょっとした日常の挨拶や振る舞いに表れ、何でもない行動に、案外人間内容やその背景を知ることができるものです。これに反して、大層偉そうな大げさなことを言う者は当てになりません。こんな人ほど、家の中や友達との付き合いになると、とんでもない愚劣なことを平気でやるものであります。ついうっかり言った言葉、ちょっとやった行為がその人の人間を決定します。

安岡正篤(やすおかまさひろ)は日本の
易学者・哲学者です。


戦前戦後の日本で、多くの政治家や
財閥に多大な影響力を及ぼしたとして、
「日本の黒幕」と言われることもあります。


なお、さきほど紹介した山本五十六とも
親交があったそうです。


この言葉は「挨拶などの些細なこと」に
その人の本質が現れることを言っています。


つまり、挨拶のような小さな事を
きちんとできる人こそが、
真に信用に足る人物だということでしょう。

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑮〜アレクサンダー・ハミルトン

「幸福な家庭」を建設するには、六つの必要条件がある。第一に骨組がしっかりしていること、第二に整頓されていること、第三に愛情によって暖められ、第四に明朗によって照明され、第五に勤勉の通風器で空気を新鮮にして、新しい挨拶を毎日もたらすことが必要だ。だが何にもまして、家庭を風雪から守る天蓋となり陽光ともなるものとしては、神の祝福にまさるものはない。

アレクサンダー・ハミルトンはアメリカの
政治家で、アメリカ合衆国建国の父の一人。


アメリカの10ドル紙幣にもなっています。


たいてい、こういった「◯つある」的な
格言は、後ろに行くにつれて実際に
本人が重要と考えています。


この場合6つ目が神の祝福とされているので、
人間にどうにかできる範囲のこととしては
5つ目の挨拶が最重要だと言えます。

『挨拶の大切さ』偉人・有名人の名言⑯〜野坂昭如

人間がどうして言葉を所有するに至ったか。これまた皆目知らないが、多分「挨拶」が、その根本にあると考える。お互いの意思の疎通をはかると言ったって、まず「こんにちは」がなけりゃ無理であろう。

野坂昭如(のさかあきゆき)は昭和時代に
小説家・歌手・作詞家・タレント・政治家
と多彩な活躍をした人物です。


野坂昭如の名前を知らないという人は
多いと思いますが、『火垂るの墓』の
原作者として知られる人物です。


他にも『ソ・ソ・ソクラテスかプラトンか』
というCMソングでも有名ですね。


「言葉」が生まれたのは「挨拶」が
その根本にあったと野坂昭如は言います。

まとめ:挨拶の大切さ〜偉人・有名人の名言16選

今回ご紹介した偉人・有名人はこちらの16名です。

  • 松下幸之助
    (実業家 - Panasonic創業者)
  • デール・カーネギー
    (作家・講演家)
  • 鈴木健二
    (元アナウンサー)
  • 渡邉美樹
    (実業家 - ワタミ創業者)
  • 澤田秀雄
    (実業家 - H.I.S創業者)
  • 野村克也
    (元プロ野球選手・監督)
  • 橋下徹
    (政治家 ‐ 元大阪府知事・大阪市長)
  • 奥脇洋子
    (マナー講師)
  • 伊達政宗
    (戦国武将)
  • マザー・テレサ
    (カトリック修道女)
  • 山本五十六
    (軍人)
  • マルクス・トゥッリウス・キケロ
    (哲学者)
  • 安岡正篤
    (易学者・哲学者)
  • アレクサンダー・ハミルトン
    (政治家)
  • 野坂昭如
    (作家・タレント)

挨拶の大切さに関する偉人の名言は
意外にもたくさんあるものですね。


ぜひ作文やスピーチに役立ててください。


また、記事の中で紹介した、

松下幸之助の『道をひらく』と、

ひすいこたろうの『ものの見方検定』

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  • この記事を書いた人

赤羽 惣右介

-名言