挨拶の大切さとは、いろんなところで語られています。
しかし、その「挨拶が大切な理由」ってなんでしょうか?
あなたは説明できますか?
この記事では挨拶が大切な理由をお伝えしていきます。
人間関係を円滑にするだけが挨拶の役割だと思っているなら、損してますよ!
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こどもにとって挨拶が大切な理由
子どもであっても挨拶は大切です。
その理由は3つ。
- 友達を作りやすい
- 将来のトラウマを避ける
- 良習慣はこどものうちにつけておくべき
詳しく解説します。
友達を作りやすい
こどもはすぐに友達になれますよね。
しかし、中にはモジモジしてなかなか輪の中に入って行けない子もいます。
だけど、ひと言だけ
『入〜れ〜て』
と言えば、きっと
『い〜い〜よ』
と返ってきます。
それも挨拶です。
つまり子どもの挨拶は親や先生に対してすることではなく、友達とのコミュニケーションなんです。
それも『おはよう』や『こんにちは』ではないのです。
これが言えるかどうかで、どれだけ友達を作れるかが決まります。
将来のトラウマを避ける
友達になったとしても、ケンカはしてしまいます。
でも子どもって、素晴らしいもので、ただひと言
『ごめんね』『いいよ』
で元に戻れます。大人ではなかなかこうは行きませんね。
ところが、
『ごめんね』
がなかなか言い出せず、親や先生に促されて言うことも多い。
というか、たいていの子はそうでしょう。
もちろん、『ごめんね』が言えなくても、放っておけば翌日にはケロッとしてまた仲良く遊んでるなんてこともザラにはありますが。
しかしたまに、ケンカしてそれからはもう遊ばなくなったということもあるでしょう。
もちろん幼稚園や小学校の友達が『一生の友だち』になることは本当に稀。
だけど「その経験は一生ついてまわる」ということを忘れてはいけません。
だからこそ、「ごめんねが言える」ことはそれ自体が「一生の友になる」といえます。
良習慣は子どもうちにつけておくべき
こどものうちは、普通のご挨拶も親や先生に促されてやります。
しかしこれが実は重要。
なぜなら、こどもの頃に習慣化したことは大人になっても簡単にできるから。
これが、大人になってから挨拶をしっかりできるようにするのは一苦労します。
たとえば、英語の習得などでもそうです。
こどものうちは簡単に英語習得ができますが大人になってから英語を覚えようとするとかなり大変です。
つまり子どもの頃からしっかりと挨拶をできる習慣をつけておくべきなのです。
大人にとって挨拶が大切な理由
大人の挨拶が大切な理由は、子どもの場合と少し違います。
- 敵意がないとの意思表示
- 挨拶は先手必勝
- 評価の基準になる
これも詳しく解説していきます。
敵意がないとの意思表示
挨拶には実は「敵意がない」という意思表示ができるという効果があります。
もちろん、ただ「こんにちは」は「おはよう」と言うことが人間関係を円滑にするという意味ではありません。
それは挨拶のジェスチャーに現れています。
たとえば、
- お辞儀をする
→ 敵意がなく、首を切られても構わないという意味で頭を差し出したことから - 握手をする
→ 武器を持っていないことを示すため、互いの手を握りあったことから - ハグをする
→ 身体を密着させることで、隠している武器がないことを示したことから
諸説ありますが、このように挨拶のジェスチャーには敵意がないことを示すものが含まれます。
挨拶の語源はもともと「一挨一拶」であり、禅に由来する言葉であると偉人・有名人の挨拶の大切さに関する名言を紹介する記事の中で解説しました。
禅は武士とのつながりが強いので、必然的に相手に敵意がないことを示す必要があったのではないでしょうか。
つまり、相手に「敵意がありませんよ、味方ですよ」ということを無意識的に伝えているのが挨拶なのです。
挨拶は先手必勝
大人にとって挨拶が大切な理由の2つ目は「挨拶が先手必勝だから」です。
どういうことかというと、もし先に相手に挨拶をされてしまった場合、あなたのあいさつは
『相手がしかたらやった挨拶』
になってしまいます。
つまりあなたは受動的な挨拶、相手は能動的な挨拶となるのです。
たとえば名刺交換の場面をみてみましょう。
相手が先に名刺を差し出してきた場合、当然あなたも応じますが、主導権は相手にあるように感じてしまいますよね?
つまりどんな場面であっても、相手の出方を待たずに、先に挨拶をしておけば精神的に優位に立てる可能性があるということなのです。
評価の基準になる
大人にとって挨拶が大切な理由の3つ目は「評価の基準になること」です。
なぜなら社会人にとって、「どんな人間か?」というのは重要な要素だからです。
中学生にとっての挨拶の大切さを解説した記事の中でもこんなことを書きました。
他にも、あなたが将来、入った会社で
あなたと他の誰かの二人のうち一人を
昇進させる人事考課の際に、
「普段から挨拶がしっかりできている」ことが最後の決め手になるという場面が
もしかしたら来るかもしれません。
他にも、挨拶によって、京都全日空ホテルの社長兼総支配人になった人もいます。
「挨拶の大切さを伝えた本」を書かれた方です。
たとえば私の今の会社にも、一般社員として転職してきて1年後には主任に、2年後には課長に抜擢された人もいます。
彼はもちろん仕事ができる人ではあるのですが、飛び抜けて優秀ということでもありません。
彼が評価されたのは、もっぱら『挨拶によるところが大きい』のではないかと評判です。
同僚に対しても、お客様に対しても、部下に対しても、とても気持ちのいい挨拶ができる人だからです。